日本のマッチラベル特集   4.カフェー 
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☆☆☆

「カフェ関係のラベルを集めてみました。」

  「とかいって、また2枚ですけど。」 

  「今回は、下にいっぱいあるんですよ、えっへん。

  「額がすっごくシンプルになってますね。

  「まぁまぁ。 で、いいでしょう、モロゾフに森永。」

  「有名どころですね。 森永のこれはメニューですか。」

  「プッデングにレモンスカシュですよ。

  「サンドウヰッチ、ってのもなかなかです。あ、よく見ると 『ゼーリー』 だし。」

  「もっとよく見ると 『トースパン』 ですよ。」

  「あ、本当だ。 これはきっとトーストなんでしょうねぇ。

   で、コーラスってのは、やっぱあの 『えい、こーら、すっ♪』 のコーラスでしょうか。」

  「そうかもしれません。ってゆーか、この歌、わかる人がどれだけいるんだか。」

  「年が知れますね。

   を、ちょっと画像が小さくて見にくいですが、『パン』 は 『(バタ付き)』 ですね。」

  「そうそう。 バタってゆーと妙においしそうに聞こえますね。」

  「うむ、まったく。 しかし、これ 『キャンデーストアー』 なんですよね。 

   キャンデーを売りつつ、喫茶もやっているってことですかね。」

  「そうなんでしょうね。」

  「モロゾフのキャンデーとチョコもおいしそうでいいですね。」

  「ええ、どちらもなかなか楽しいラベルで気に入ってます。」

  「古物の魅力満載ですね。

  

☆☆☆

  「こっちはコーヒーカップ特集です。」

  「いかにもカフェらしいデザインですね。  でも、額が全部同じじゃないですか。」

  「もー額のことはほっておいてください。 中身で勝負です。」

  「いったい誰と何を勝負してるんだか。

   しかし、どれもいかにもレトロなデザインですね。 こんな店で珈琲を飲みたいですな。」

  「なんで急に社長みたいなしゃべり方になってんですか。」

  「いやぁ、そういう気分かな、と思って。」

  「個人的には、下の段の、シマシマのヤツが気になります。大胆な柄ですね。」

  「喫茶ウグヒスにも行ってみたいです。 ゼッタイお汁粉とかあんみつがありそうです。」

  「立ち上る湯気の描き方もそれぞれで楽しいですね。」

  「ところで、ここのラベルはどれも健全な店のものみたいですが、

   この頃のカフェーといえば、結構あやしげな店も多かったんじゃないですか?

   その手のはないんですか?」

  「あーねー。それはないんですよ。 

   さすがに子どもにそーゆーのをやるのはよくないと、ウチの爺サマも思ったんでしょうかね。」

  「あ、なるほど。 もとは爺サマのコレクションでしたね。」

  「部分的にですけどね。」

  「爺サマ自身はアヤシイのを持っていたんですかね。」

  「さぁ。 少なくとも、ダイニングには貼ってありませんでしたが。」

  「ま、そりゃそーでしょう。」

  「エロっぽいのは、黄桜のカッパくらいでしたね。」

  「それはないんですか?」

  「残念ながら、もらいませんでした。」

  「あぁ、それは残念……なのかな」

  「びみょーなところですね。(笑)」

 

☆☆☆

  「で、カフェーといえば、ミルクホールだろう、ということで。」

  「わかるようなわからないような。

   でも、みょーに美味しそうな絵ですね。なんだかホットミルクが飲みたくなって来ました。」

  「ハチミツも入れたくなるでしょう?」

  「たしかに。 なんだか甘そうに見えますもんね。」

  「左側のラベルに書いてある文字、見えますか?」

  「なになに……『飛びつく様な乳の味』 … ほほぅ〜(笑)」

  「飛びついちゃうらしいですよ。」

  「ロマンチックな絵柄なのに、宣伝コピーはスゴイんですね。」

  「まったく、面白いです。」

  

☆☆☆

  「ん?この2枚はいったいどんな共通点があるんです?」

  「わかりませんか? 星ですよ、星。」

  「あー、なるほど。そういえば星が1個ありますね。」

  「どちらもお気に入りのラベルなんですよ。しみじみイイと思いませんか?」

  「夜のせいか、どことなく物哀しい雰囲気ですね。

   カフェーなのに、こんなにしんみりしちゃっていいんでしょうか。」

  「そこがいいんですよ。

   左の黄色のカフェーなんて、建物も窓も軒先のランプも、すべてイイ感じです。

   こんな喫茶店が今近くにあったら、喜んで常連になっちゃいますね。」

  「右のはなんでエジプト柄なんですかね。まぁ、店名自体アラビアなわけですが。」

  「やっぱり、珈琲は昔アラブのお坊さんがうんぬんとかいうからじゃないですか。」

  「それは歌でしょう。モカマタリだし。」

  「西田佐知子ですね。」

  「せめて荻野目洋子って言わないと。 よっぽど古い人間と思われちゃいますよ。」

  「あ、そうか。でも、個人的には西田佐知子の方が…」

  「はいはい。 『アカシアの雨がやむとき』 が好きなんでしたね。」

  「名曲だと思います。

   って、まぁ西田佐知子はおいといて。 アラビアって喫茶店は今でも色んなところに存在してそうではありますね。」

  「定番な名前ってところですかね。」

  「このラベルは 『月の砂漠 』 っぽいところも気に入ってます。」

  「あの歌も好きですもんね。」

  「あれはホントに名曲ですよっ!」

  「こんなところで力説されても。

   ところで、カフェーの項まで来ましたが、まだ続きますか?」

  「いちおう、続けようかなーとか。 まだネタはあるんで。」

  「で、額はますますシンプルに?」

  「額のことはもう忘れてください。」

  「次のテーマは。」

  「うーん……時計か、音楽……かなぁ…」

  「決まってないんですね。」

  「ちょっと次の更新まで間があきそうな事情なので。 まぁ、気長にお待ちいただけると幸い。」

  「期待しないで待っときましょう。」

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