日本のマッチラベル特集   3.書店 
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☆☆☆

「書店のラベルを特集してみました。」

  「特集たって2枚っきゃないじゃないですか。 しかも、やけに額がデカクないですか?

  「もう1枚、下にありますよ。 こっちの上のは 『漆塗りシリーズ』 でね。

  「ラベル自体とは全然関係ないジャンル分けですね。 しかし、なんでまた漆塗りの額なんぞに。

  「日本の伝統文化ですから。」

  「やってみたかっただけなんですね。」

  「螺鈿細工とかできないかなーと思って。

  「どこが螺鈿なんです。」

  「箔押しもいいかなーとか。」

  「だから、どこが箔なんです。」

  「灰色のとこを銀。 オレンジを金。 …にする予定だったんですよ。」

  「これまた途中で面倒になったわけだ。」

  「そう。 …って額の話はどーでもよくて、ですね。

   このモガな文港堂書店のデザイン、ムダがなくていいでしょう?」

  「これはなかなか。書店とは思えないモガぶりですね。 ロゴもかなりイカシた感じ。」

  「隣のは、ずばり本がデザインされてて、これまた好きなんですよ。」

  「青い本のページがパラッとなってるところが、『を、わかってるネェ!』 って思っちゃいますね。」

  「小さいクセにちゃんとデコっぽい装飾なんかしてあってニクイです。」

  「しかし、こんなデカイ額に入れたら、絵が目立たないんじゃないですか。」

  「だから、額のことはもういいですって。

   今度は下のを見てくださいよ。 」

  

☆☆☆

  「ほほぅ。 もう、漆塗りには飽きたんですね。」

  「だーかーらー、額のことはいいですから。

   原稿用紙なんですよ。 どうです? 」

  「まるで出版社の広告みたいな気がしちゃいますけど。 でも、なかなかシャレたアイデアですね。」

  「後ろに本棚。 そして原稿用紙。 うーん、いいじゃないですか。 やっぱり本はイイなぁ。」

  「なんたって 『精神の糧』 ですからね、本は。 こういった大げさな表現にも時代を感じますねぇ。」

  「そこいらが古モノの楽しさってやつでしょうか。 うむうむ。楽しいなぁ。」

  「はいはい。 」

 

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